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THE LOVE THAT THE MEASUREMENT IS IMPOSSIBLE
ホワイトデー前日の13日。
忍足はとあるデパートに来ていた。
ある一角にあるホワイトデー特設会場の中、男の集団に混ざってあれこれと詮索していた。
色々手にとって見るが、いまいちピンとこない。
マシュマロやあめでは普通過ぎ。
かといって服などはあげようにも彼の家には有り余るほどにあるだろう。
とぼとぼとデパートを出る。
溜息が周りの雑音に消える。
そのまま何もなく、賑やかな表通りから物静かな裏通りを歩く。
そこにポツンと立っていた店。
小さなウィンドを覗いてい見るとそこは…。
「ジュエリーショップ…?」
キラキラと輝くアクセサリーが並べられていた。
「…そうや!」
何を思いついたか忍足は駆け込むようにその店の中へと入って行った。
翌日、ホワイトデー当日。
部活終了後、跡部と忍足は部室に最後まで残っていた。
「で、何なんだよ…用事って」
跡部は朝練時に「放課後、残っといてや。…もちろん樺地抜きやで」と耳元で囁いていった忍足に視線を送る。
忍足はソファに足を組んで腰掛けている跡部をちら、と見るとごそごそとカバンを漁り始めた。
そして細長い、白い箱にピンクのリボンがかけてあるモノを取り出した。
それを持ったまま跡部の隣に座った。
「今日、ホワイトデーやったやろ?」
「…あぁ、そういえばそうだったな」
「まぁ、跡部はお返しせんから忘れとったんかもしれんけど」
白い箱を跡部の目の前に差し出す。
ひょいと手に取り、じっとその箱を見つめた。
「…開けても良いのか?」
「ん、もちろん…開けたって?」
その言葉を聞き、跡部はピンクのリボンの端を親指と人差し指で軽く摘んだ。
そして軽く引くとリボンは簡単に解け、床に落ちていく。
白い箱を開くとそこには…。
「ね…っくれす?」
そこには銀の指輪をボールチェーンに通してあるものが入っていた。
「ん、本当はこっちだけにしようと思ぉたんやけど…それやったらさすがに学校につけてけんし、こういう形だったらYシ
ャツの下に隠せるかなぁと思ってな…」
忍足の指が丸いリングを摘んだ。
「あ、ちなみに指輪のサイズ、あっとるハズやで」
そう言いながらボールチェーンの止め具をはずして跡部の首にまわす。
首の後ろで再び止められたチェーンが軽い金属音を鳴らした。
お礼を言おうと唇を動かそうとした跡部の目線がある一点で止まった。
跡部の目に止まったのは指輪の内面。
そこに微かに見えたもの。
「…All my love for you」
内面には英語で文字が彫られていた。
その文を小さく口ずさんだむと忍足は照れくさそうに笑った。
「あー…やっぱり見つかってもぉた」
「…コレ、って」
「そのまんまの意味や…」
俯いてしまった跡部の柔らかな髪に指を絡める。
「…もしかしていらんだ?」
「っ、んなわけねーだろ!//」
ぱっ、と顔を上げた跡部と忍足の視線が絡む。
目を逸らし、跡部は両手で指輪を包み込むとそ、と握り締めた。
そして、軽く指輪に唇を押しあてる。
「…バーカ、3倍以上じゃねぇか///」
その日の夜から跡部の首には毎日銀色の輝きが見られるという。
……All my love for you
すべての愛を…
あなたに捧げます…。
〜END〜
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●あとがき●
ま…間に合ったっ!;
部活中に先生の目を盗んで下書きした甲斐がありましたっ!v(おい)
一応これ、ホワイトデー記念小説です。
さりげなーく「お返しは俺やv」的な雰囲気を入れました。
あー、すっごい乱文だぁ;…いつもか。
…にしてもタイトル長ッ!;;

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