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雨 雨は、好きじゃねぇ。 濡れた服が肌に纏わりつく。 気持ち悪ぃ…。 せっかくの休みの日。 忍足の家に向うまでにいきなり雨が降ってきた。 段々体温が奪われる。 体が冷える。 「外は土砂降りやね」 玄関に上がる前にバスタオルを差し出される。 「跡部、むっちゃ濡れとるやん。ちゃんと拭かんと…」 忍足の家の中をぐちゃぐちゃに濡らすわけにもいかないからとりあえずバスタオルを受け取り、軽く拭く。 「お風呂入ろ?そのままやと風邪ひきそうやし」 腕を引っ張られ、脱衣所に連れて行かれそうになる。 冷えた体に、お前の体温が温かい。 「…景ちゃん?」 動こうとしない俺に困ったように微笑んだ。 湿った髪を撫でられる。 何でコイツはこんなに温かいんだろう。 気がついたら、抱きついていた。 無意識に、温もりを求めて。 じわじわと体が温まっていく気がした。 でも… 「もっと…温めろ」 足りない。 肌に纏わりついてウザったかった服を脱ぐ。 寒さに肌がいっそう白くなっていた。 「景ちゃんの体、冷た過ぎや…」 忍足の手が這う。 触れられた場所が、熱い。 「…テメェも脱げよ」 全身に体温を、温もりを。 「はいはい、仰せのままに」 俺とは違う、乾いた服を脱ぎ捨てる。 そして、抱き締められた。 「……。温かい」 肌と肌が触れ合う温度。 居心地が良い。 気持ちが良い。 「今からもっと温まることしようなぁ」 もっと、もっと…近くに感じたい。 小さく頷く。 腕を首の後ろに回して、キスを求めた。 何時の間にか、冷えていた体はどこかにいってしまった。 徐々に肌には赤みが差し、火照ってきた。 「大分温まったみたいやね」 「ふ、ぁっ…あ」 胸の突起を舌で弄られ、声を上げる。 女みたいな、甲高い声を。 「…そろそろ下もえぇよな」 肌に触れ、体を温め続けていた忍足の手が下肢へと向かう。 そして、ゆっくりと跡部の秘部に長い指を埋めていく。 「アッ…っ」 「なんや、意外にあっさりはいったなぁ?」 そんなに欲しかったんか? 耳元で囁きながら、もう一本指を挿し入れてナカで動かしていく。 優しく…。 忍足が指を動かすたび、水音が聴覚を刺激する。 その音までもが跡部を盛っているかのよう。 「十分緩くなったみたいやな」 そう呟くと秘部から指を抜き、代わりに自身を押し当てた。 「力、抜いてな?」 「ぅ、っあ…!」 ゆっくり忍足は跡部の中に入っていく。 何度も体を繋げているとはいえ、いまだに慣れない痛み。 熱い、別のものが体内に侵入していく。 「ひぁ…ッア!」 「……ん、全部入ったで。わかるか、景ちゃん…?」 軽く腰を揺する。 その僅かな振動にも跡部は高く声を上げる。 「そろそろ…動くな」 何度も何度も激しく打ちつけられ。 幾度も幾度も高く、甘く喘ぐ。 その低い、脳の奥まで響く声で名前を呼ばれる。 「あぁッ…ゆ、し……も、ぉ///」 「せやね……一緒にイこか」 「ゆぅ、し……アッ、あぁっ!///」 「景吾…、ッ」 気がつけば二人、ベッドの中に居た。 衣類は一切見に着けていなかったが、お互いの触れ合う肌の温度があった。 丁度良い、心地よい温度。 その気持ち良さに跡部は思わず忍足の胸に頬を擦り寄せた。 そして、再び目を瞑った。 雨は、好きじゃねぇ。 濡れるし、寒いし。 肌に濡れたシャツが纏わりつく……気持ち悪い。 でも。 代わりにお前がその温かい体で温めてくれるのなら…。 雨は、嫌いでもねぇ……かな。 〜END〜 -------------------------------------------------------------- ●あとがき● 久しぶりに裏小説書きました…。 学校に行く途中で雨に濡らされた記念小説。(何) やっぱりえろを書くのは難しい。 戻 |