道、





















いつも、お前はわかってくれる。

俺が一生懸命隠しているのに必ず気付いてくれる。

俺の方が、求めているのにアイツは絶対に自分が求めているように言うんだ。

そして意地っ張りな俺はそれを鼻で笑って承諾する。

一つも嫌な顔をせずにお前は俺を受け入れてくれている。

結構感謝もしている。

何故なら、お前が言い出してくれなかったら俺はこの熱をどうすれば良いのか分からないから。

そう…これでも、感謝はしている。


だから。



たまには自分から積極的に行こうと考えたんだ。
































今居る場所は忍足の住んでいるマンション。

殺風景な寝室の白いシーツの敷かれたベッドの上。

脳天気に寝ている忍足。

幸せそうに口許を歪めている。

「おい、起きろよ」

肩を揺さぶり声をかける。

夢の住人だった忍足は俺の声をしっかりその中でも聞き取ったみたいだ。

目を開いて、そして次に「へ?」とま抜けな声を上げた。

「なして景吾が俺の腹の上に跨っとるんや…?」

当たり前の反応だろう。

本来はお前の下であんあん鳴いているだけの俺が上に乗って居るんだからな。

困ったように忍足は眉を寄せ苦笑いし、

「言うとくけど、俺は絶対に受けへんからな?」

「当たり前だ、ばぁか」

俺だってお前に鳴かれても嬉しくねぇよ。

違う。

俺がこんなことをしている理由は何も忍足を攻めようとしているわけじゃなくて…。

「おとなしくしてろよ?」

そっとズボンに手をかける。

チャックがジィと音を立てて下がっていく。

「け、ごっ!?」

「黙ってろ」

抵抗される前に跡部は下着から忍足の自身を取り出して舐める。

その感触に忍足も小さく声を上げた。

それに気分をよくして跡部は先端の方を口に含む。

そして、ちゅうっと軽く吸った。

「く…、っ」

「気持良いか…?」

一旦口から自身を取り出してニヤリと笑いながら聞く。

「あぁ…当たり前や。景吾に舐めてもらえるなんて思ってもみんかったわ」

一体どないしたん?

忍足は軽く上半身を起こして一生懸命口で奉仕する跡部の表情を見た。

「かわえぇやん」

そう、跡部の頭を押さえ付ける。

口に含んでいた自身が忍足の押さえ付けによってより深くまで口内に入ってきた。

「ん…、ふぅ」

忍足を絶頂に追いやろうと舌を巧みに使ったり、軽く吸ったり歯を立てたりと夢中で忍足自身を舐めた。


しばらくし、忍足は背っ羽詰まった声を上げた。

「景…っ、口から出しぃ!」

「…」

忍足の声を無視し、跡部は舌で側面をつぅ、と舐めてそして、思い切り吸い上げた。

「っつ!」

「ん、く…ぅ」

口内で忍足の熱いモノが放たれる。

それを何度かに分け、ごくっと音を立てて飲み干す。

唇の端から溢れ出た白い液が跡部をよりいっそう艶やかに見せた。

「あほぅ、何でそんなもん飲むんや!!」

「お前だって何時も飲むだろ?」

何を騒ぐ?とでも言いたげに忍足を見る。

赤の舌で唇の端から溢れた液を舐めとる。

忍足自身に飛び散った白液すら跡部は綺麗に舐めとろうとした。



「っ、景吾っ!」


耐えれず、忍足は腹の上に跨っている跡部をベッドに押し倒す。

シャツのボタンも取らずにはぎとる。

ボタンは数個、軽い音を立てて床に落ちていった。

「おいっ!いきなり何を…」

「それはコッチの台詞や。そんな積極的に誘われて黙っとれるわけないやろ」

ピンクに色付き始めている突起を舐め、跡部の腰に当てていた手をゆっくりと下半身に向かわせる。

「あぁ…っ!」

「相変わらず敏感さんやね」

忍足が跡部の自身に触れたときにはもう既にドロドロと先端から先走りが溢れていた。

それを忍足は自らの指に絡めとり、跡部の秘部に押し付ける。

「もうここも柔らかくなっとるな」

普通より太めで長い忍足の指が一気に二本、突き立てられた。

ぴり、と跡部は微かな痛みを感じるがそれも一瞬でいきなり感じやすい部分を狙われ、声を上げる。

「ひぁ…っ、ぁあ」

刺激に自身は汁を溢し続け、ポタポタとシーツの上に落ちる。

それを見て、忍足は中に入れていた指を抜く。

先程跡部の口内で弾けた筈の自身は再び立ち上がり、固くなっていた。

それを跡部のドロドロの秘部に押し当てる。

「力、抜いとってや…」

次に跡部を襲ったのは指とは比べ物にならない位の痛み。

「やぁ…っ、痛ぁ」

「く…もうちょい我慢しぃ?全部入れるよって」

ずぶっ、ぴちゃ。とイヤラシイ水音と擦れる音を聞きながら忍足の背中に爪を立てて激痛に耐える。

半ば強引に跡部の中に自身を突っ込むと忍足は一呼吸置いて、ゆっくりピストン運動を始めた。

「ふ…、ぁっ、あ」

痛みはもうなく、ただ忍足の与えてくるものの何とも言えない感覚に頭がぼぅっとしているだけ。

敏感な所を攻めれば隣の住人に聞こえるのではないかと思うほど、声を上げる。

忍足もそんな恥態を見て跡部の中でますます大きく成長させる。


「…ぁ、ゆぅ…し!イっちゃ…ぅ」

「ん、一緒にイこか…」


思い切り、跡部の敏感な箇所を打ち付ければ呆気なく跡部は果て、二人の腹を白い液で濡らす。

同時に跡部の中がきゅう、と締まり忍足も中で果てた。


























後に残っているのは息荒くさせた跡部と忍足。

何とも言えぬ情事後特有の香り…。

「ほんまに…今日の景吾はどないしたんやろな」

「…ただの気まぐれだ」

















俺がお前に抱かれたかっただなんて…。


やっぱり恥ずかしくて言えるわけもなかった。



















END




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●あとがき●

前半のみやけに攻々しい跡部;
結局は最後は忍足に主導権を握られましたが…裏でのこういう受っ子跡部は嫌いじゃないです。(笑)
もう片方の記念小説よりこっちのが長いってどうなんでしょ。(知るか)


※FD小説なのでどうぞご自由にお持ち帰り下さいw